ダイハツが今後の新車・新型車に関するプロジェクトを大幅修正!フルモデルチェンジ版・新型ムーヴは2025年春頃、次期トールは2027年以降に大幅延期
(続き)ダイハツの新型車は、従来の開発期間よりも1.4倍かかる?
この他、日刊自動車新聞・電子版に記載されている内容を見ていくと、2023年5月に発覚したライズ/ロッキーの不正により、その後のダイハツの新型車の開発が凍結。
ダイハツはもともと、23年度中に(1)軽HVと(2)新型トール、(3)新型ムーヴ、トヨタ自動車やスズキと共同開発する(4)軽商用EVの合わせて4車種を発売する予定だった。
しかし、小型SUV「ロッキー/ライズ」での不正が発覚した2023年5月ごろから新型車の開発を凍結。
今は開発を再開し始めているが、2024年2月に公表した再発防止策で「開発標準日程」を従来比1.4倍にした。
このため、新型車、継続生産車とも法規対応が間に合わなくなり始めた。
井上雅宏社長も2024年4月のインタビューで「一番クリティカルなのが規制だ。各国当局のスケジュールで決まっているので、これをまたぐと製造や販売が止まってしまい、仕入れ先などの事業に影響が出てしまう」と語っていた。
開発日程は、従来の1.4倍かかるとのことですが、おそらくはデザイン面から大幅に開発を見直すことが考えられ、元々進められていた開発・プロジェクトもほぼ白紙の状態になっているのではないかと予想されます。
メーカーの不正を尻拭いし、矢面に立たされる販売店
先ほどお伝えしたライズ/ロッキーの不正問題ですが、以下にも記載されている通り、2024年夏頃になってようやく安定的な生産並びに受注などが進むようになったものの、不正関連の費用が嵩み、最終的に約700億円の特別損失を計上しています。
認証不正の影響で、同社は昨年12月から国内全工場の生産を停止し、2024年5月にようやく全面再開にこぎ着けた。
2024円7月17日には最後まで残っていた「ロッキー/ライズ」のHVの生産がようやく再開する。
しかし、結果として24年3月期は不正関連費用で約700億円の特別損失を計上したこともあり、単体ベースで31年ぶりの営業赤字(約50億円)に終わった。
こうした動きを見ると、ダイハツとしては一部改良されない既存ラインナップモデルを可能な限り短期間で販売していく必要があるわけですが、そのためにも販売店でも赤字覚悟で値引き・割引きを実施すること、可能な限り下取り車を多く確保して中古車として販売 → 利益を確保することが重要になってくるわけですが、こうしたメーカーの不正を被害者である販売店が尻拭いするのも微妙な話。
一部のユーザーからは、販売店に対して「連帯責任」「自業自得」と厳しい言葉をかけられることもあるとのことで、販売店側からすると我慢の日々が続くことになってしまうものの、メーカー側も書面だけで対応するのではなく、もう少しその場に適したアフターフォローを行っていく必要もあるのでは?と思ったりもします。
1ページ目:ダイハツは2024年に入ってから、1台も年次改良モデルやマイナーチェンジ、フルモデルチェンジした新車・新型車を発表していない?!
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Reference:日刊自動車新聞・電子版