トヨタ新型ノア/ヴォクシーが2026年より台湾でも生産開始→日本に輸出へ。異例の富士松工場との並行生産だが、これによるメリット・デメリットは?

(続き)トヨタ新型ノア/ヴォクシーが海外生産になることでのメリット・デメリットは?

続いて、トヨタ新型ノア/ヴォクシーが並行生産になることでのメリット・デメリットを見ていきましょう。

海外生産によるメリットは?

こうした、様々な変化が伴うタイミングでの日本と海外をまたにかける並行生産報道ですが、そもそものトヨタの狙いとメリットとしては以下が挙げられ、おそらくはノア/ヴォクシーをきっかけに、他のラインナップモデルも積極的に海外生産へと展開 → グローバルモデルとして拡販することが予想されます。

◇国内(富士松工場)との並行生産で安定した生産が見込める可能性がある

◇国内外をまたいでの並行生産はトヨタにとって異例であり新たな挑戦につながる

◇広域的に工場の生産負荷を平準化し、安定的な車両供給につなげ、納期の不安定化を解消

◇海外生産により、グローバルモデルとしての展開・拡販につなげることができる

ちなみにノア/ヴォクシーは、既に東南アジア市場を中心にグローバルモデルとして販売されていますが、中国や台湾、中東になるとラージサイズミニバンのアルファード/ヴェルファイアが主流に。

ここにミドルサイズミニバンのノア/ヴォクシーがどのように切り込めるのかは見ものですが、価格帯や装備面などを考慮すると魅力的なモデルであることは確かですし、「送迎車両はアルヴェルだけではない」ことを強くアピールするきっかけになるのではないかと思うんですね。


海外生産によるデメリットは?

ただその一方で、台湾といえど海外生産に踏み切るとなると、以下の問題・デメリットにつながることも予想されますが、あくまでも日本への輸出がメインと考えたら、そこまでデメリットだとは感じられないかも?

◆月あたりの輸送(船便)・登録台数が国内生産に比べて少なくなる恐れアリ

◆輸送キャパにも限界があるため、国内の増産に比べると限界値は低くなる

◆輸送費などを含めると車両本体価格が更に値上がる恐れがある

◆一定数「海外生産」に対して抵抗感を持つ人がいる

特に3つめの輸送費を含めた車両本体価格に関しては、富士松工場との並行生産になるため、輸送費も含めてのバランスをとった価格改訂は難しいかと思いますし、おそらくはその輸送費も考慮して、2025年モデルから大幅な値上げに踏み切るのでは?との見方もあるかもしれません。

トヨタは段階を経てラインナップモデルを海外メインで生産する可能性も?

そして海外生産にすることで、一定数必ず存在するのが「日本製じゃないことに対する不信感」を持つユーザーが少なからず存在すること。

つまりは「日本製が一番品質・信頼性が高い」という誇りを持つユーザーが存在するわけですが、その考えは決して悪いことではないと思いますし、裏を返せば「日本以外の品質は良くない」という見方にもなるわけで…

しかし、ここ最近の自動車含む生活用品は、日本以外でも生産される例が非常に多いですし、日本以外の品質も向上していることは確かですから、最初は「ノアヴォクが台湾製になるのかぁ」と抵抗感を持つ人もいるかもしれないですが、それも時間が経てば気にならなくなるでしょうし、最初のハードルを上手く乗り越えれば、後のモデルも積極的に海外生産へと踏み切るのではないかと予想されます。

1ページ目:台湾でも生産する2026年には、様々な自動車法規制が見直されるタイミングでもある?

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Reference:中部経済新聞