日産の新型ムラーノ (Z53型)が約10年ぶりのフルモデルチェンジ!まるでキックスやアリアのような電動的なデザインなのに、ハイブリッドの設定が無いのは物議を醸しそうだ
(続き)フルモデルチェンジ版・日産の新型ムラーノをチェックしていこう
引き続き、フルモデルチェンジ版・日産の新型ムラーノ (Z53型)について見ていきましょう。
特徴③:センターシフトはスイッチ式!トランスミッションはCVT廃止で9速ATに
続いてセンターシフトですが、シフトノブではなくセレナ (New Serena, C28)と同じ横並びのスイッチ式シフトが採用されます。
そしてトランスミッションは、遂にCVTが廃止され、9速ATが標準装備されるとのこと。
駆動方式は前輪駆動[2WD]/四輪駆動[4WD]の2種類から選択可能ですが、おそらく9速ATはフェアレディZ (RZ34)と同じ機構になると予想され、3速 → 2速にシフトダウンしたときのシフトショックの大きさが改善されているのか気になるところ。
特徴④:ハイブリッドやe-POWER、ピュアEVの設定無し!V6エンジンが廃止となり、直4ターボの一択
そして、今回のフルモデルチェンジで一番の話題となりそうなのがパワートレイン。
これだけ電動的で先進的な見た目と内装をもちながらも、何とマイルドハイブリッドやe-POWER、ピュアEVパワートレインは一切採用されず、おまけに3代目のムラーノにて採用されていたV型6気筒自然吸気エンジンも廃止となり、最終的に搭載されるのは排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンのみ。
あれだけ電動化を強く推進している日産ですが、なぜかアメリカ市場では電動化に向けての動きが消極的。
ダウンサイジングターボでもエンジン出力はV6 NAよりも非力
そしてV6 NAから直4ターボにダウンサイジング化されたとしても、エンジン出力はV6 NAよりも19ps低い244psを発揮するため、この点でもパワー不足と批判されそうなところ。
一方の最大トルクに関しては、V6 NAよりも+27Nmアップした353Nmを発揮するため、立ち上がりの加速は満足度は高そうではあるものの、牽引定格は2,034kgと変わらず、おまけに燃費性能も9.8km/Lと悪いため、エンジンで損しているような印象を受けます。
特徴⑤:オフロード性能が向上している?
そして最後は、これはちょっと意外だったのがオフロード性能が向上しているということ。
具体的には、本モデルではカメラベースのシースルーフード機能が採用され、ドライバーは自分の目で確認できない場合でも、前輪レベルで何が起こっているかを可視化できる機能を搭載。
この技術は、荒れた地形をゆっくりと走行するときに役立ちますが、駐車場や上り坂の交差点、立体駐車場などでも役立つ機能です。
そしてもう1つが車高の高さ。
最低地上高が+35.6mm高くなって211mmになり、大きな段差はもちろんのこと、荒れた路面でも床下を気にせず走行できるとのことですが、そもそもムラーノはラダーフレームを搭載しないオンロードメインのSUV。
雪国の人にとっては魅力的なモデルだと思いますが、最低地上高がアップしたことでどれだけの人にメリットがあるかは疑問に思う所です。
1ページ目:フロントマスクはキックスやアリアだけでなく、フェラーリ・デイトナの要素も?